こちらを見ていただくと、思考力と運気の強さは常に対極にあることがおわかりいただけるでしょう。
例えば12年間のうち第3タームにあたる7～9の年は運気は最高に良いのですが、思考力は落ちているとされています。そのためついつい調子に乗って天狗になってしまい、運気の下がる10～12の年にその代償としてあまり良くないできごとが起こりがちなのです。
そして運気の下がっている10～12の年に、運気絶好調の7～9の年のような勢いで行動してしまうと、空回りが多発します。
だからこそ新しいアクションを起こすよりは過ぎ去りし7～9の年を振り返り、今までおろそかになっていた部分や、これまで積み上げてきたものを強化したりする方が、実りある3年間として思考力を最大限有効活用することができるでしょう。

こうして12年間が終わったら、再び第1タームの1年目に戻り、新たな12年間の運気サイクルに入っていくことになります。
12カ月間の周期もこのサイクルと全く同じサイクルで毎月変動しています。

なので人生のライフサイクルは「常に運気が良い」ということはあり得ませんし「常に運気が悪い」ということもあり得ません。
よくある例えになりますが四季に例えると自然界に咲く植物なども、ずっと満開のまま綺麗な花を咲かせ続けているわけではありません。
春になると一斉に咲き誇る桜も、寒い冬の間につぼみをつけて花開くときを待っています。
逆に言えば寒い冬の準備期間があるからこそ、春に美しい花を咲かせることができるのです。

それと同じように考えていただくと、一見すると「良くなさそうな1年」が次のステップに進むための「意味のある1年」だということがおわかりいただけることと思います。
なお、1年のテーマを漢字で象徴的に表してみました。
これがその年に積極的に取り組むべきことであったり、逆に「今年はこういう年だ」といい意味で諦めの気持ちを持って受け入れることであったりします。

無理に流れに逆らうと溺れ、流れに乗れば岸にたどり着く確率が高くなるというのが世のならいです。
人の人生もそのようなものと思っていただくと、苦しい時期を充実の時間に変えるような過ごし方ができることと思います。

このサイクルを知っておくことで今までは感覚で過ごしていた日々が計画的にスケジュールや戦略がを立てやすくなります。例えば微妙なタイミングで起業をして破綻してしまったり、良いタイミングなのに引きこもりがちでチャンスに気づけなかったりなどの失敗も防ぎやすくなります。

又、運気は季節の移り変わりのように緩やかに流れています。
つまり、運気が良い時期でも翌年や翌月の運気が悪い時期であれば運気が良い時期ではありますが悪い事が起きてきたりもあります。又その逆パターンもあります。
ですのでそういった意味では翌年、翌月の運気も視野に入れながらスケジュールを組んでいくとより精度は高くなります。

そして第4タームだけは二極化します。
今まで適切な時期に的確な努力や行動をしてきた人にとっては最も実りのある3年間となります。
逆に、今まで適切な時期に的確な努力や行動が出来ていなかった人にとっては試練の3年間になりますが成長は致しますのでなるべく前向きに捉えることをお薦め致します。